関係する施設

めぐみ幼稚園
園長 山崎かおる
健軍教会60余年の歴史があります
めぐみ幼稚園は、戦後まもない1948年に創立されました。慈愛園のモード・パウラス先生の願いにより、神水幼稚園の松田百代先生、徳永好子先生を中心とした先生方が、当時、健軍にあった三菱飛行機製作所の倉庫で日曜学校を始めたことが幼稚園開園の第一歩でした。地域社会からの幼稚園設立への強い要望があり、パウラス先生からの要請に応じて、西村杉子先生をはじめ、3名の先生方が赴任し、「健菱幼稚園」として75名の園児を迎えて開園しました。
1985年には学校法人熊本ルーテル学園「めぐみ幼稚園」へと設置者変更がなされ、現在に至っています。初代園長としてメリー・ヘルティ・ブライドル宣教師が任命され、その後すぐに西村杉子先生が園長を継承、於保郁子先生、濱田由美子先生と受け継がれ、於保郁子先生の4年間の再任の後、現在は、山崎かおるが園長を務めています。
めぐみ幼稚園では、開園以来、60数年間、一貫して「神と人から愛され健康で心豊かな子ども」を望まれる子ども像としてとらえてきました。キリスト教の精神のもと、感謝や思いやりの気持ち、生命を尊ぶ心を培い、主体性と豊かな感性を育んでいくことを目標に、日々、環境を整え、保育の実践に携わっています。毎週水曜日の教会での年長組礼拝、保護者対象の聖書研究「チャペルにいこう」は、子どもにもおとなにも、牧師先生と教会を身近に感じ、聖書のみ言葉にふれるうれしい時間です。また、エリス先生による年長組の「英語であそぼう」では、エリス先生のユーモアあふれる愛を感じる本当に楽しい時間を過ごしています。
200名を超える園児が集います
幼児教育は、現在、大きな過渡期にあります。幼稚園でも満3歳児保育が求められるようになり、2003年には、第2園舎が新築されました。政府による段階的な幼保一元化の動きも進んでいます。めぐみ幼稚園では、本年4月より、満3歳児クラス「桃組」を認可外保育園「めぐみ幼児園」へと移行します。今後、さらに柔軟かつ広い視野をもった園の運営が求められていくと思います。社会がどのように変化していくのか、先が見えにくい時代ですが、水源のこの地にまかれたキリスト教幼児教育の芽が、多くの方の祈りに支えられ、育てられてきたことを感謝して、めぐみ幼稚園の伝統を守り、日々の保育に励んでまいりたいと思います。


広安愛児園
園長 石嶺昇
入口正面から事務等・食堂棟
広安愛児園は、児童福祉法第41条に基づく施設で、何らかの事情で親と生活できなくなった子どもたち、環境上適切な養護を必要とする子どもたち(おおむね2歳から18歳)が家庭に代わり毎日の生活をおくるところです。子どもたちの生活を支える費用は、国と県が負担する措置費から毎日の生活費や施設の運営費などに支出されます。子どもたちの生活支援をするのは、保育士、指導員等福祉の専門教育を受けた職員、心理学教育を学んだ心理療法士(セラピスト)、食の専門教育を学んだ栄養士たちがチームワークを組み支援し、それにより子どもたちは、自分たちの生活を創り出し、社会へ巣立っていく自立準備や家庭復帰準備をしています。
当園は、1948年4月、ルーテル教会の宣教師で慈愛園を創設した故モード・パウラス氏によって、慈愛園の分園(慈愛村)として創立されました。敗戦後、焼け野が原になった町には戦災孤児、浮浪児があふれており、その子どもたちを集めキリストの愛を伝え、自給自足の生活支援を目指しスタートしたのが始まりで、ルーテル教会が建てた施設です。その後1953年12月、社会福祉法人慈愛園から社会福祉法人キリスト教児童福祉会へと法人が独立しました。
広大な敷地に6棟の小舎が並ぶ
現在も日本福音ルーテル健軍教会を母教会とし、教会学校を開き(毎月第1・4土曜日9:00~)キリストの愛を伝えると共に、教会礼拝、教会行事に子どもたちも参加しています。又、健軍教会牧師(現在は小泉牧師)を広安愛児園チャプレンとして、イースター、クリスマス、壮行式、園行事の礼拝司式、ホーム礼拝、職員聖書の学び等々、一年を通して来園して子どもたち、職員との交わりを深めています。
健軍教会創立60周年を迎えるに当たり、今後も教会に連なる施設として、神様から負託された子どもたちの成長、自立支援に励んでいきたいと思います。 


こどもL.E.C.センター
                                                            施設長  宮本裕美
キリスト教児童福祉会
50周年記念事業として開設
こどもL.E.C.センターは、心身の不調などで学校に行けない児童や虐待を受けて心に深い傷を負った児童、様々な原因で集団生活が難しい児童を治療するための児童福祉施設として2001年に開設された児童心理治療施設です。入所部門では、現在8歳から18歳までの子どもたちが施設の中で、保育士・児童指導員・セラピストなど約30名の職員と寝食を共にしながら、各々の抱えている問題を改善するために生活しています。通所部門では、主に学校に馴染めない子どもたちが家庭から通って、職員や他の子どもたちとの交流を通して問題の改善を目指しています。センターを利用する子どもたちは、すべて児童相談所からの委託(措置)で入ってきますので、子どもたちの生活や教育などに必要な費用は公費でまかなわれており、センターは公的な施設ということができます。
センターは、児童養護施設広安愛児園を運営してきた社会福祉法人キリスト教児童福祉会が、創立50周年記念事業として計画したもので、当時まだ全国的にも珍しかった、全国で18番目の情緒障がい児短期治療施設として建設されました。
施設名称のLECは、生活(Life)、教育(Education)、治療(Cure)を総合的に行う治療施設を意味しています。2010年度末には新たに教育棟(付属学習施設)が完成し、子どもたちは新しくできた分教室に通うようになりました。子どもたちの教育に携わるのは、広安西小学校と益城中学校から派遣された各々2名の先生たちです。子どもたちの中には毎日本校へ通っている子どもいますし、教科によっては本校に通う分教室の子どもたちもいます。
を2011年度に完成した教育棟
センターでは毎日職員礼拝を行います。子どもたちは、教会バザーやクリスマスに健軍教会へ行くほか、学期に1回小泉牧師から聖書のお話を聞きます。また、センターのクリスマス祝会や卒業祝会の際には、小泉牧師の司式で礼拝を行います。センターは健軍教会の教会員の方々から物心両面の支援をいただいており、近い将来、職員や子どもたちが日曜日の礼拝に出席できることを願っていますし、教会との関係を深めていきたいと考えています。

熊本ライトハウス
施設長 内田稔光
2013年に竣工したひかりホーム(児童)
基本理念:創立の精神である、キリスト教の隣人愛を基本に、明るく元気に、「共に支えあう」「愛情あふれる、家庭的なホーム」で、健やかな子どもの生活を支援します。
宣教師、モード・パウラス女史が、「神の愛の種」を熊本の地に蒔かれました。視力の無い一人の赤ちゃんの存在が、当施設誕生のきっかけとなりました。
「熊本ライトハウス」の設立は昭和28年。熊本県唯一の視覚や聴覚の障がいを有する「盲ろうあ児施設」として設立され、日本福音ルーテル健軍教会に支えられてきました。
理念は、愛情溢れる家庭的なホーム制であり、園庭には、イチョウの大木や清楚な白モクレンの記念樹が、日々の生活を見守っています。
時代と共に、福祉のニーズは変わり、社会への自立が極めて困難な加齢児童の生活の場としての「のぞみホーム」が平成5年4月開設。同敷地内にて、神様から託された障がい福祉の大きな使命を担い続けています。
現在、児童は19名。視覚や聴覚、知的、発達障がいを有する子ども。さらに、緊急性の高い“心の傷を負ったの子どもたちを受け入れています。特に子育て支援の一貫として、障がい児の日中一時利用は大好評です。
平成23年12月。老朽化した2棟の児童ホームから、木の香りのするユニバーサル対応の暮らしやすい「ひかりホーム」が完成し、家族としての絆や自立に向け共に暮らしています。地域のめぐみ幼稚園。盲学校、ろう学校の幼稚部から高等部や専攻科。養護学校、湖東中、私立女子高などの支援学校に、愛情いっぱい受けながら各学校に通学しています。週末には、マイクロバスでの園外活動。ボウリングや温泉、レストランでの食事・ショッピングモールでの買い物など沢山の社会経験を。夏休みなどは、子どもたちの希望を聞き一泊旅行。社会性を育て、障がいのハンディに負けない“ひかりの子ども”として、力強くたくましく生きる力が育つことを願っています。
神様から託された、大切な子どもたちに対して「一人一人の個性を大切に、寄り添う」「家庭的で、愛情あふれる温かいホーム」をモットーとする、県下で唯一の特色ある障がい児施設です。


熊本ライトハウスのぞみホーム
施設長 内田稔光
基本理念:創立の精神である、キリスト教の隣人愛を基本に、一人ひとりの個性や人格を大切に「愛情あふれる、家庭的なホーム」で、心豊かに安心できる生活環境で寄り添った支援をおこないます。
1993年4月。「熊本ライトハウスのぞみホーム」定員30名で開設。時代と共に、福祉のニーズは変わり、家庭復帰や社会への自立が極めて困難な加齢児童(重い知的障がいや自閉傾向が強<、視覚や聴覚の障がいを併せ持つ人)の生活の場としての成人ホームが開設。成人が本体施設。児童が、併設施設。同敷地内にて、神様から託された障がい福祉の大きな使命を担い続けています。
平成15年4月。重度重複障がいを持つ方々のご家族のニーズに応えて、定員増40名での“共に生きる”笑顔あふれる心豊かなホームをめざしています。
現在、40名。視覚や聴覚、知的、発達障がい。さらに、重度高齢化が進み、医療的ケアの必要な方々に、丁寧に寄り添った支援をおこなっています。
2011年老朽化したホームから、「めぐみホーム」定員10名。木の香りのするユニバーサル対応の暮らしやすいホームが完成し、より個別的な手厚い安全な支援が提供できるようになりました。
利用者の皆さんは、とても明るく歌や外出、買い物が大好きです。ご近所のコンビニでの買い物は大好評です。また、毎日の手引き散歩やろうそくの制作などの日中活動、定期的な音楽療法・アニマルセラピーで笑顔が輝きます。大型バスを利用した日帰り旅行など計画し、楽しんでいただいています。
のぞみホーム(正門入口から)
創設以来、近くの日本福音ルーテル健軍教会に支えられてきました。今も、のぞみホームの木曜礼拝や毎週日曜、朝6時30分からの早朝礼拝。教会員や利用者の方々と共に祈り、讃美する時間とコーヒータイムを大切にしています。
また、地域との連携も強く、「高齢者給食サービス」や「地域交流会」「ふれあいバザー」「餅つき交流」「クリスマス会」など好評です。
「一人一人の個性を大切に、寄り添う」「家庭的で、笑顔あふれる温かいホーム」をモットーとする、地域と共に歩む県下で唯一の特色あるホームです。

健軍教会牧師・関係施設歴代園長一覧