2016年6月5日日曜日

健軍情報65-くらべたりしない

避難所の解消から1週間。
それなりに色々なことがあったのだが、
なんだかブログを更新するエネルギーが湧いてこなかった。
放心状態とまではいかないが、
通常の教会と施設の働きがはじまり、
震災関連のあれこれもあり、
放っておいた我が家のあれこれもあり、
考えるべきことも、やるべきことも
目の前にはっきりと見えているにもかかわらず、
優先順位をつけて取り組んでいく力が弱いので、
やるべき仕事が減っていかない。
こなしている仕事のクオリティが低い。
笑顔で旅立つ最後の避難者さんたち
でも、仕方がない。「震災後」なのだから。
多少部屋が片付かなくても、
多少会議の段取りが悪くても、
多少出すべき書類が遅れても、
自分に求める仕事のレベルを落として、
しばらくのこの時期を、乗り切っていこう。
週末限定で続けている泉ヶ丘小での炊き出し
おそらく、たくさんの人たちが、
同様のもどかしさを抱えておられることと思う。
じっさい、そういう話をよく聴く。
風邪を引いたり、体調を崩した、と云われる方も多い。
それでも、どんどん前にすすんでいく人もいるわけなので、
そうした人たちの中に大きな焦りがあり、
取り残されていく、という思いがつのっていってしまう。
陶工房夢紅から食器を失った熊本の被災者さんへ
これは嬉しい!
いっしょけんめい水道の蛇口をひねっても、
そもそもバケツの底は傷ついて
いくつか穴も開いてしまっているようなので、
「元気」はバケツに溜まっていかない。
それでも、最初のうちは蛇口の栓をおもいっきり開いて
じゃんじゃか水を注ぎ続けたので、
それなりに元気にはしってこれたのだ。
でも、もう同じようには水は出てこない。
栓をひねっても、ちょろちょろと流れ出るだけだ。
そういうことなら、むりは禁物。
出てくる水を、出てきた分だけ、大切に使うしかない。
そして、バケツの穴がだんだんふさがるのを待つしかない。
そんな時間も、必要なのだ。
だから・・・、
 
 あせらない。
がんばらない。
人と比較しない。
主は我が避けどころ。
なんだ、やっぱり
できたしこ! だ。
「できたしこ」のカフェ「ルタバ」にて
 

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